今回は物件の構造に違いについてお話しようと思います。
RC造(ReinforcedConcrete)とは、「鉄筋コンクリート造」のことです。
具体的には、建物の柱や梁などの強度が求められる部分を中心に、鉄筋を組んだ枠へコンクリートを流し込んだ素材を使う構造を指します。
鉄筋は引っ張りに対する抵抗力があり、コンクリートは圧縮や熱に強いという特徴がありますが、一方で鉄筋は圧縮や熱に弱く、コンクリートは引っ張りに強くありません。
RC造では、異なる性質を持つ鉄筋とコンクリートの強みと弱みをうまく組み合わせることで、建物の強度を高めています。

S造(Steel)とは、「鉄骨造」のことです。
建物の骨組に鉄骨を使っている構造で、骨格材の厚さが6mm未満の場合は「軽量鉄骨構造」、骨格材の厚さが6mm以上の場合は「重量鉄骨構造」と区分されます。
軽量鉄骨構造では、柱・梁・ブレース(筋交い)を組み合わせた「鉄骨軸組工法(ブレース工法)」が用いられるのが一般的です。
一方の重量鉄骨構造では、柱や梁の接合部を、溶接などにより接合して一体化させる「鉄骨ラーメン構造」の採用が多く見られます。
S造ではコンクリートを使用しないため、RC造やSRC造よりも建物の軽量化を図れる点が特徴です。
S造住宅の法定耐用年数は、骨格材の厚さが3mm以下の場合は19年、3mmを超え4mm以下の場合は27年、4mmを超える場合は34年とそれぞれ定められています。

W造(Wood)とは「木造」を指すもので、建物の柱や梁などに、木材を使う構造です。
おもに戸建て住宅に採用されてきた構造ですが、技術の進歩によって、近年では中規模の建物に用いる場面も見られます。
W造は、骨組みの形式により「軸組工法(在来工法)」と「2×4(ツーバイフォー)工法」に大別されます。
軸組工法はS造の鉄骨軸組工法と同様に、柱や梁、筋交いなどを組み合わせた日本古来の工法で、アメリカより導入された2×4工法は、2インチ×4インチの角材の枠に板を打ち付けていく工法です。
W造住宅の法定耐用年数は、22年とされています。

RC造は気密性が高いため、外からの音も中からの音も、高い音も低い音も聞こえにくく、遮音性に優れています。
気密性の高さは冷暖房効率の向上にもつながりますので、省エネルギー効果が期待できるでしょう。また、引っ張りに強い鉄筋と、圧縮に強いコンクリートの長所を活かす構造であること、基礎や柱、梁などを継ぎ目なく一体化する構造であることから、高い耐震性を備えます。
特にコンクリートは、不燃材料という特徴が耐火性の高さに寄与するとともに、さまざまな形状に成形しやすい特徴から、建物の比較的自由なデザインも可能とするのです。
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